
Our Technology
当社は、高時間分解能かつ高空間分解能で脳信号を非侵襲的に読み出すことのできる磁界バイアス式脳信号計測技術を(Magnetically Biased Probe : MBP)を創出しました。
MBPは、頭表に置いたコイルにより頭部の内部に向けて発生させた静磁界を脳の最外層にある大脳皮質まで透過させます。静磁界は大脳皮質内の神経電気活動に伴い変動しますが、この変動磁界をコイル上端に置いた磁界センサで計測することにより脳の電気的活動を読み取ります。コイルから発生させる磁界は環境に存在する地磁気程度の強度であり、安全性の面でも問題はありません。さらに、非接触での脳信号計測が可能であるため、ウェアラブルなブレインマシンインタフェース(BMI)を実現することができます。この磁界バイアスプローブ式BMIは、当社が独自に創出した技術であり、現在まで159チャンネルの全頭型脳信号計測システムを開発しています。高空間精度で脳全体から脳機能ダイナミクスの読み出しを可能にする革新的な非侵襲BMIです。